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【架空請求の体験談】されど悲しみの出会い系


◆ エッセイ概要 ◆

 著者の携帯電話のメールボックスに突然届いた「info@w-heart.me」という見知らぬメールアドレスからのサイトアクセスを促すメール。発信者の「WhiteHeart」とは一体何者なのか? ――メール文面にノリツッコミしながら分析する中で、出会い系サイトの新たなる罠の存在に気付く。エッセイ末尾に、「ドメイン指定拒否」対策について述べる。


 またもや携帯電話に不審なメールが届いた。

 メール件名は「無題」であったが、本文の冒頭を一瞥するだけで、私はそのメールの不審さを一瞬で感じ取った。

 これは、コイスタ・出会い系メールの受信から5ヶ月後にして、私を再び辟易させた悪夢の来訪の顛末記である。

 以前、コイスタからの悪質出会い系メールが届いた際に、メールの設定でドメイン指定拒否をしっかり行ったためか、それ以降、一度も不審なメールの受信を経験することなく、平穏無事に日々を暮らしていたが、ここへ来ての不審メールである。

 思わず「今更?」とひとり言を呟き、困惑してしまった。

 

 ※コイスタから届いた《悪質出会い系メール》について書き記した顛末は、エッセイ【ウレシ・ハズカシ・出会い系!】にございます。ご興味がございましたらご一読ください。

 

 一体どうなっているのであろう。はて。

 

 info@w-heart.me

 杏様から新着メールが届いています。

 

 それにしても、さっぱり見覚えの無いメールアドレスである。
 「杏様」という名前にも、身近には知り合いはおらず、見覚えは無い。
 見目麗しい女優に同じ名前の方がいるようだが、曲がり間違っても私との接点は無い。

 芸能関係の有名人への関心はあまり頓着しない私ゆえ、有名人との接点などは皆無に等しい。沖縄という土地柄、地元出身の有名人が身近に数人いるが、とりたてて近しいという訳でもないために、特筆することも無い。
 私の場合、セレブなスターよりも、売れない中堅芸人(シャカ、18KIN、$10、ホームチームなど)への愛着が深いため、彼らとの接点なら大いに喜ぶが、そうでなければ、あまり興味はない。
 したがって、

 ワタナベ・ケン様からお電話です」

 と、仮に海外電話の交換手に電話口で明瞭な声で告げられたとしても、

「まさか! あの、世界のケン様が、わ、私に電話を?」
 一瞬の絶句。歓喜の絶叫、顔面を紅潮させ、やがて感動の大号泣――

 となるかどうかは疑問だが、現実問題として、電話口に出た相手が、これまで一度も自らと接点の皆無である世界のケン様と同一人物であるはずはなく、この場合、電話口の相手は世界のケン様と同姓同名の赤の他人である「ケン様違い」の可能性が極めて高いのが実情である。

 この点、同姓同名の赤の他人ではない場合には、

 「どうも~、ワタシが世界のワタナベ・ケンです!」

 と、「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングで出演を快諾する三流タレントよろしく高いテンションでケン氏がのたまい、その後に続くセリフと言えばもちろん――

 「今日はある方の紹介で貴方のことを知りました。
 実はワタシ、ただ今ハリウッドで映画を制作しているのです。公開となりましたらワールドプレミアにご招待いたしますので、その際はぜひご覧頂きたいと思っています。
 ただ・・・(と、ここで声を震わせ詰まらせる)
 今制作している映画についてなのですが、総制作費200億ほどで全世界規模で撮影するにあたり、ただ今資金繰りに困っているのです。
 世界的に大ヒットすることは各映画評論家も太鼓判を押すほどで今世紀最大の興行収入を得ること、全米が感動し大号泣することは、ほぼ間違いないのですが、世界的不況により幾つかのスポンサーが降りてしまい、製作資金維持の危機に瀕しています。
 ぜひ、出資金を200万円ほど、どうでしょうか。世界的映画の完成に一役買ってください。お願いします! 貴方の力が必要なんです!」

 世界のワタナベ・ケンが、あのコワモテの顔を苦渋に歪め、イカツイ体躯を低く折り曲げて電話口で土下座さえしているような厳粛な雰囲気である。
 こうなれば一介の庶民の自分が、さも世界的プロデューサーへと躍り出た錯覚さえ覚えてしまう、非現実的なセレブ感。

 思わず財布の紐も緩くなり、私の手には製作資金の足しにしてもらおうと、数枚の小銭が握り締められ、口からは思わず「いいとも!」と絶叫しかねないというもの。

 しかしながら、これは有名人の名を語った単なる詐欺である。

 世界的・ワールド・全世界・全米・興行・・・・・などと、高額のお金を引き出させるための「安心キーワード」を幾つか並べられると、今までの庶民生活が湯気のように霞んで消え、一方でゴージャスライフに彩られたセレブチックな煌びやかな生活が蜃気楼のように立ち現れる。
 「お金なんていいの、私は、世界のために役立っているという至福感が欲しいのよ!」
 と、キャッシュカードや印鑑、通帳など一切合財を、電話口で言われた通りに封筒に詰めて、郵便ポストに投函しかねない。

 何と言う目くらまし。初めて明かりの点った電球を見た人間の感じる目の眩しさくらい、そのセレブチックな鮮やかさに目がチカチカと痛くなる。
 ここはもちろん、

 「んなアホな! そんなにお金が必要なら、ビル・ゲイツか、鳩山のお母さんにでも頼め!」

 と、胡散臭い相手からの現実味の無い資金提供の要請を、二言で一蹴できる冷静かつ客観的な目を持たねばならない。

 「杏様」ひとつで、美しき女優ではなく、同姓同名の別人か、あるいは架空請求、詐欺だとしか思えないあたり、庶民の貧困な発想が悲しい限りである。
 実際はそうなのだから、仕方があるまい。

 

 ■件名■
 いじめにあっていた高校生相手に真剣な対応してくれる大人の人なんていないですよね。

 

 なんとまあ、今までとは毛色の異なる文面だ。

 「いじめ」という、良心的な大人であれば見過ごせないキーワードを混ぜ込むあたり、一筋縄ではいかない気がしてくる。
 これを書いたのは、いじめ被害に遭っている高校生、か。

 ――女子高生は悩んでいた。彼女は帰宅しても空っぽの居間を見ると虚しさを覚える。父親は深夜まで会社で残業し帰宅しないことも日常茶飯事である。母親は社交ダンスに溺れ、ダンス講師とのデートに忙しい。たまに顔を付き合わせるたびに口げんかを始める両親を、若い彼女は生理的に嫌悪していた。彼女は一人自室にこもり、両親の喧嘩の声を打ち消すために、デジタルオーディオのボリュームを最大にして音楽を鳴らす。
 「何時だと思っているの!」と母親が彼女の部屋に怒鳴り込み、オーディオの電源をコンセントから引き抜くと、一人きりの広い部屋を満たしていた音楽は霧のように消え失せ、残されたのは空虚であった。悔し涙を流す彼女は布団を頭から被り、一人身を震わせる。
 家族の寝静まった後、こっそりと家を抜け出し、コンビニやカラオケ、ゲームセンターなどで、深夜の時間を潰す。

 寝不足から朝は起きられず、昼頃学校に行けば、髪を派手に赤く染め、お化けのように厚塗りした化粧から、クラスメイトらは彼女の席を窓際へと寄せて、授業中も彼女を遠巻きに眺めるのみで話しかけることはない。
 こんな人生、嫌だ。自分を理解してくれる人はこの昼の世界にはいない。早く夜が来て欲しい。誰とも顔を合わせずに済む夜が――。彼女は嗚咽する。

 なんという現代の孤独! 

 お天道様を仰いで私は嘆息する。

 この穏やかな陽の光を浴びることの出来ない懊悩の人生を送っているなんて。こんなの、おかしい。少女だろうか老女だろうか、クリス松村だろうが、花のように草原の中で舞い踊ることが誰にでも許されていないのは変よ。
 どうにかして、この女子高生の孤独を解消してあげたい、そう思って何が悪いの? 何か少しでも励ましの言葉くらい掛けてあげようじゃないの。
 ささやかではあるけれど、話し相手くらいにはなってあげたい。孤独な彼女に真剣な対応をする大人がいるってことを、私は教えてあげたいの!

 そう考え、思わずURLをクリックしそうになる。

 ダメだ! クリックしてはいけない!

 これは、読み手の同情心を買うための罠だ。
 トリンプだ。違う、それは女性用下着メーカーだ。
 トラップだ。そう、トラップ。――罠だ。

 「女子高生」という熟しきらない果実のような瑞々しく若い性への憧れや、ハレンチな思考、ただひたすら桃色の好色心を持つ者たちを誘うエロチックな文面で済んでいた時代から、ついに、アダルトな好色心相手ではない、「同情」という新たなる罠が口を開いて待ち構える時代へと移行したのだ。

 これはまさに、

 「同情するならをくれ!」

 ならぬ、

 「同情するならメールをくれ!」

 という同情志向か。「同情詐欺」とでも言おうか。
 しかしながら、寸借詐欺などと同様で、人の優しさに付け入る犯罪には悪質さを感じる。
 まあ、よく考えるものである、と、呆れるのを通り越して、ほとほと感心してしまう。
 思わずオードリー春日のように「ケッ」と般若顔をしてしまったではないか。

 

 ■内容を読む↓↓(無料)■
 http://mb.w-heart.me/reception/individual.php?mh=(以下略)

 初回アクセス2500円分プレゼント♪

 

 そっか! 「無料」でメッセージの内容を読めるのならアクセスするっきゃないか! 
 アハッ! タダ、タダ、タダーン!

 ウキウキとサンバのリズムを踏みつつ蝶のように舞いながら掌を返し、電光石火のごとくクリックするとでも思っているのだろうか。白々しい。

 どう見たって、怪しさがバレバレなのである。年齢やウエスト周りをサバ読みするグラビアアイドルのしたたかさ並みの図太さである。
 このような方策は、末代までの赤面ものであることに、いい加減気付いて反省して欲しい。

 大体、「初回アクセスで2500円分プレゼント♪」というのも、マツコ・デラックスの規格外の巨大さ並みに戦慄を禁じえない胡散臭さではないか。

 そもそも、このメールの好餌は、女子高生の身辺への心配、憐憫、同情心からメールを送るという、善意に基づいている(としておく)はずである。
 この「同情作戦」を完遂する真っ最中において、この能天気な「プレゼント♪」の文面では、心痛な面持ちで同情を一身に集め、今まさにメールを差し出さんとしていた私などの純粋な気持ちを甚だ薄めてしまうもので、極めて興ざめである。
 しかも、「2500円分」という具体的な値段を挙げ連ねた生々しい数字も、同情作戦からかなりの乖離を見せ、更なる興ざめに一役買っている。

 「同情するならメールをくれ!」
 のテイストを維持するつもりなら、せめて、

■内容を読む↓↓■
 http://(以下略)

 初回アクセスで、アジア貧困地域の子どもたちからのビデオメッセージ(※字幕つき・30秒)をご覧いただけます。
 学校に通いたいが学校が無い、学校はあるものの貧困のために不当な児童労働を課せられている、紛争地域のために難民キャンプ暮らしをしている、など、明日への希望に満ちながらも政情不安、貧困のために苦しんでいる子どもたちを救うための貴方の一助を待っています。

 こういう文章なら、一貫性があるというものである。貧困地域への経済的援助などの、読む者のボランティア精神を根底から疼かせるような工夫が必要だ。

 

 ※クリックで料金の発生不当な請求等は一切ございません。

 

 せっかくのボランティア精神も、この一文で台無しである。
 山と積み上げられた信頼も、ここに瓦礫のように崩れ落ち、失墜する。

 いくらボランティア精神や善意の心を持っていても、クリックしただけで料金が発生したり不当請求がなされるようなサイトに誰がアクセスしたくなるというのだろう。
 書けば詐欺臭くて誰もクリックせず、書いてあってもクリックしたら不当請求、書かずにクリックすればこれも不当請求、という、何とも悪質な事態が待ち受けている可能性がある。
 何が何でも、クリックしないに越した事は無い。
 クリックしない、させない、周囲の協力。これが一番。

 さても、この「クリックしたとしても、料金発生・不当請求は無い」という文面を見ると、イカガワシイ感じを受けてしまう。

 それはあたかも、バラエティ番組で、熱湯風呂を前にして立ち、「押すなよ、絶対に押すなよ!」と周囲の芸人たちに噛んで含めるように主張した挙句、熱湯風呂に突き落とされるリアクション芸人の常套手段に似ている。

 「押すなよ=熱湯風呂に落とすなよ」という“前フリ”に対しての、「押す=熱湯風呂に押して突き落とす」という“オチ”に呼応した、古典的な芸のパターンだ。

 したがって、ここでの「不当請求はありません」が“前フリ”である以上、必ずそれに呼応する“オチ”が「不当請求が行われる」であるから、この、《前フリ》―《オチ》のリアクション芸の常套パターンから解すれば、「クリックすれば不当請求が行われる」ことは、目に見えている。千里眼を持っていない私でさえも見抜ける、分かりやすいパターンである。

 「このおでん、全然熱くないよ!」
 「まさか寿司にワサビがたっぷり入っている訳ないし!」
 「甘いシュークリームにカラシが入っているのは変だって!」
 「こんな所にザリガニがいるはずはないよ!」
 「まさかムエタイの選手がタイキックをするために待ち構えているはずはない!」

 これらはリアクション芸のお笑いにおいて、極めて有名な“前フリ”である。

 この前フリに呼応したオチは、もちろん、阿鼻叫喚の地獄絵図、ムンクの叫びも真っ青になるような、全身を身悶えさせて一世一代のリアクション芸で応えねばならない。
 観客の万雷の喝采と沸き立つ歓声は、見る者の度肝を抜くリアクションの先にある。

 とすれば、

 「クリックしても不当請求しないよ!」
 「クリックしても料金発生しないよ!」

 という“前フリ”に対しては、必然的に不当請求が発生し、雪だるま式に料金が加算されるという“オチ”が待ち構えていることは想像に難くない。

 安易にクリックした結果、不当請求が行われ、気付けば多重債務者となり、破産するタイミングを逃し、サラ金、闇金融、借金取りに追われて隔地を転々とする借金地獄へと行き進み、果ては戸籍売買などの無間地獄、借金を苦に富士の青木ヶ原樹海へ一路、自殺への片道切符を買う――という人生の幕引きを、この出会い系メール業者へリアクション芸として示さねばならない羽目になる。

 そんなこと、どう考えてもおかしいのである。
 (この「ちょっと変だぞ」と何気なく思う感覚は、実は人権意識に根付いており、法律違反の原因を見つけ出す重要な感覚であると思う)

 お笑いはエンターテイメントであり、見て楽しむものだが、不当請求は犯罪である。

 不当請求が発生しないという“前フリ”に対する“オチ”を連鎖的に発生させてはならないのだ。不当請求・架空請求にお笑い方程式を転用させてはならない。

 前フリに呼応したオチが発生することが分かっている以上、この「前フリ ― オチ」の悪しき連鎖を断つ必要がある。

 借金地獄で苦しむ我々のリアクションを見て笑うのは我々自身ではなく、借金を取立てる取立人であり、この出会い系メールを送った業者である。彼らは血と涙の金銭を搾り取り嘲笑している。前フリという疑似餌に釣り上がった哀れな客の無様な最後という“オチ”を鑑賞し、嘲笑しているのだ。

 したがって、いかなるキワドイ、イカガワシイ言葉であっても、決してクリックしない。
 前フリに反応しない、その勇気が何より大切である。

 前フリに対して何も行わないことで、オチの不発生により観客を冷めさせてしまった(ダダスベリさせた)業者を、我々が嘲笑する番である。

 「クリックしても不当請求しないって・・・そんな訳無いじゃん! 絶対に請求するんでしょ?」

 ――業者をあざ笑い、大いに馬鹿にし、指差し、大いに笑ってやる――

 これが、業者に羞恥心と遵法精神を生じさせ、不当請求を発生させる悪質出会い系メールを根絶させることにつながる、と私は信じている。

 だからこそ、私は架空請求エッセイを書くテーマとして、「架空請求を、笑って哀れみツッコミを!」と謳っているのである。 

 それはいいとして。

   
 
▽ログインメニュー▽
http://mb.w-heart.me/home/index.php?mh=(以下略)
送信元:WhiteHeart
【18歳未満 利用禁止】

 

 会社名は「WhiteHeart」、ホワイトハート、とでも言うのだろうか。
 コイスタと同じような文面である以上、同じ会社ではないのか、ペーパーカンパニーではないかと疑ってしまいたくなる。

 このホワイトハートなる会社が、その名前を元に検索すると出会いサイトでヒットすることからしても、出会いサイトであることはまず間違いないことであるとしても、「悪質か否か」については疑問が残るのではないか、と考えがちだが、ここでよく考えて欲しい。

 一度も出会いサイトにアクセスしていない登録もしていない私に、出会い系サイトからの「初回アクセス」を促す見覚えの無いメールが届くこと自体、既に違法、「アウト!」なのである。

 

 そもそも、かつて、ユーザーに対して、許可を得ることなく、一方的に業者から広告メールが送りつけられる場合が多くあった。

 このため広告メールの大量発生からユーザーを守るために、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」(特定電子メール法)、「特定商取引に関する法律」(特定商取引法)などにより、不特定多数のユーザーに広告メールを送る場合には、件名に「未承諾広告※」という文字列を挿入することや、事前にメールを送ることの許可を得ていない場合には受信拒否の手続をメール中に明記することなどの規制が行われていた。(オプトアウト規制)

 しかし、受信拒否の手続を行うと見せかけてメールを返信させることで、返信メールアドレスをスパム業者が収集したり、メール中に記載されている受信拒否のURLをクリックするだけでアクセスした携帯電話やパソコンの情報がサイトに流出してしまうように見せかけて利用者の恐怖心を煽るワンクリック詐欺の温床となってしまっていた。

 これらの被害を食い止め、迷惑メール防止の実効性を上げるために、2008年に改正された特定商取引法や特定電子メール法では、事業者による一方的な商業広告の送りつけ(迷惑メール)を規制し、ユーザーを保護している。(オプトイン規制)

 これまでに、迷惑メールを送信した業者が摘発、行政指導されている。罰金も、これまでの100万以下から3000万円以下と引き上げられている。

 ちなみに、総務省管轄の特定電子メール法では広告宣伝メールが規制され、経済産業省管轄の特定商取引法では通信販売などの電子メール広告が規制されている。

 

 長く書いてしまったが、要は、一方的に送りつけられた覚えの無い迷惑メールは、違法(特定電子メール法違反、3000万以下の罰金)のである。

 よって、今回、一方的に送りつけられたホワイトハートからのメールは、悪質な迷惑メールであると断定しよう。

 思わず私は

 文句があるなら出てこいや! 

 と小声で呟いてしまうのだが、ともすると業者からまた「営業妨害するな!」のバッシングコメントが殺到してしまうのが、なんとも辛いところである(応援コメントは大募集)。

 しかしながら、今回、思わずクールポコともに「なにー、やっちまったな!」と叫んだ貴殿は、悪質迷惑メールを見破った褒美として、今宵は大いなる祝杯を上げて欲しい。。

 現代のわが国、草食系と称する羊のような心優しい者たちの多い中、見覚えの無い不審なメールを「迷惑メール」と断定する勇気はなかなか持ち得ないものである。
 勇気を持って迷惑メールであると疑念を持った、貴殿に私は敬意を表しよう。

 

 さて。コイスタに然り、ホワイトハートに然り。

 これらの出現しては消える悪質出会いサイトの、行政指導と罰則の法の網目を捕まる前に素早くかいくぐるイタチのような逃げ足の速さが、被害者を一人また一人と増しているのは事実である。

 とにかく、一方的に送りつけられた見覚えの無いメールに載っているURLはクリックしない、メールには返信しない、これが鉄則である。

 

 さて、今回も届いたメールのアドレスを、ドメイン指定拒否して事なきを得た。

 法改正をもってしても、まだまだ駆逐されぬ悪質出会い系メール。

 その毒牙は今も日本中の誰かに向けられているのは言うまでもない。


◆ 追記 ◆

 携帯電話に届いた見覚えの無いメールの対処法としては、

 携帯電話のメールアドレスのドメイン拒否 

 これが一番の有効な対処法ではないかと思う。
 以下、参考までに携帯電話各社のドメイン拒否のページを載せておいた。

 NTTドコモ iモードから受信/拒否の設定

 au 指定拒否機能

 SoftBank 迷惑メール対策

 ※ドメイン拒否をするには、送られてきた「info@w-heart.me」などの“メールアドレスそのもの”を登録するのではなく、@w-heart.me」と@マーク以降を登録すると、ドメイン拒否となるそうだ。

 ご参考までに。


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コメント

私もコイスタとw-heartから迷惑メールが届いて苦労してますよ。
本当に馬鹿な奴らですね。
管理人さんもお疲れ様です。

なんかホワイトハートで検索したら来たんですが、、、
高校生とかじゃなくてお金を払い戻すから、みたいな内容でした。
やっぱり出会い系だっんですね。
開いた口がふさがりません。

私はバカでした。出会い系サイトコイスタからのメールに騙され何人かの人達としばらくメールの交換をしてしまいました。その間に使ったポイント代!!あ~バカ自分の人を疑わない馬鹿さ加減に呆れてしまいます。今となってはいい勉強をしたと思ってこれを教訓にもう二度と出会い系サイトは信用信用しません。今日ももう少しでホワイトハートに騙されそうになりました。おかしいと思ったんですよね?聴覚障害者支援センターが1億5千万もくれる訳ないもの!!もう少しでまた信用する所でした。みなさん私みたいに人を安易に信用しては駄目ですよ!騙された私がいい例です。くやしい~~~~~!!

私の親もコイスタで一時期困ってました。深夜も来るから、まさしく迷惑です。
コイスタのメールが来た人のところにはWhiteHeartのメールが来るみたいですね。
同じ組織なのか、情報を横流しされたのかが気になっとります。

僕のところにもコイスタ+ホワイトハートからメールが来ています。
個人の携帯と会社の携帯にまったく同じものが来ているんですが、
会社の携帯はネットにつながらないんですよね。

会社の携帯から知り合い以外にメールをしたのは、
去年のM-1の予想だけなんですが、
皆さんはM-1のグランプリ予想にメールを送ってませんか?

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